子宮体がん
☆子宮体がんは症状が出にくいので、要注意です!

《大木医師》
「子宮体がんや卵巣がんは、内診だけでは見つけにくいと思うのですが
どうですか?」
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《倉智院長》
「卵巣がんも増えていますが、子宮体がんもここ5年で1.5倍くらいに増えています。
症状が出にくいので、定期的な婦人科検診を受けておられない方は要注意ですね。
『わたしは市民検診や会社検診を、毎年受けているから大丈夫』と思っている方が、
実に多いのですが、ほとんどの市民検診は“子宮頸がん”の検診であって、
“子宮体がん”検診はしていません。 もちろん“卵巣がん”検診もしていませんよ。」

「子宮体がん検診はどうするのがベストでしょう?」
「まず、経膣超音波でしょう。
痛みも無い上、「子宮体がん」「卵巣がん」を同時に、調べることが出来ます。
もちろん正確に言えば、検診のかた全員に、子宮の奥にある子宮内膜の細胞の検査
(子宮の奥の細胞を取ってきて、顕微鏡で調べる検査)をするべきだとは思いますが、
これはチクッと痛いので、超音波で疑いがある場合にだけ施行するのが現実的ですね。」

「子宮体がんの検診は何歳ぐらいから受けていた方が良いのですか?」
「よく聞かれますが、その質問は非常に難しいですね。
子宮体がんには2種類あるんです。
女性ホルモン(エストロゲン)で増殖するタイプ : I 型
女性ホルモン(エストロゲン)に関係しないタイプ : II 型
I型は20~30代に多く、II型は50~60代に多いんです。
年齢に関係なく、不正出血があるときは検診するのが安全だと思います。

「あたりまえでしょうが、もし子宮体がんの治療も、早期発見がカギですよね?」
「そうですね。 子宮体がんは、放射線も抗がん剤も効果が少ないですので、
手術で全部取りきれるかどうかが勝負になります。
手術をするには、がんが広がっていないことが条件ですから、初期じゃないとできません。
また、若年者のタイプIの場合は、ホルモン(プロゲステロン)療法で治ることがありますが、
これも非常に初期で見つかった場合に限ります。」

「初期で見つけるために、どうすればよいのでしょう?」
「一番良いのは、毎年、子宮頸がん検診を受けるとき、
同時に子宮体がんと卵巣がんの検診をしておくことでしょうね。
一度の内診で、全てのがん検診を終わらせてしまうのが良いのではないでしょうか。」

「子宮体がん」で知っておいて欲しい知識
☆ ここ5年で1.5倍に増えていること。
☆ 子宮体がんは初期では自覚症状が出にくいこと。
☆ 初期で見つけるには、無症状でも、経膣超音波検査を含めた
婦人科検診を定期的(1回/年)に受けるのが望ましいこと。
以下の症状がある場合は、必ず婦人科検診に来て下さいね!
○ 生理以外の出血がある。
○ 生理不順になりやすい
○ 閉経後なのに少し出血した。
○ おりものに色が付くことがある。
○ 下腹部に違和感がある。

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