婦人科検診
☆知っていましたか? 婦人科検診の落とし穴・・

《大木医師》 「まず、子宮頸がん検診について・・・。
最近、子宮頸がんは若い女性に多く見られます。
20~30代女性のがん死亡率の一位は「子宮頸がん」です。
妊娠で初めて産婦人科にかかり、妊娠成立と同時に、ガンも見つかってしまう
悲しいケースが、ドラマではなく実在します。」
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《倉智院長》
「そうですね。 若い方に子宮頸がんが広がったのは、子宮頸がんの原因がウイルス
(ヒトパピローマウイルス=HPV)感染だからですね。
性交渉の年齢が早くなったために、若くしてこのウイルスに感染してしまうのです。
しかも、若い方はあまり検診を受けないので、見つかった時は、すでに進行がんに
なっていることが多いですね。 ガンは決しておばあちゃんの病気ではないのです。
厚生省からも20歳以上の女性に、子宮がん検診を受けてくださいと薦めています。」

「では、子宮体がん、卵巣癌の検診についてはどうですか?」
「子宮体がんや卵巣癌は、若年者だけではなく、全年齢層で増えています。
原因に関しては子宮体がん卵巣癌の項でお話します。
とにかく一番大切なことは、子宮頸がんと比べると、体がんや卵巣癌は
発見が遅れやすいということです。
第一に症状が出にくいので産婦人科に行くのが遅れます。
第二に、内診だけの市民検診では、なかなか見つけにくいことですね。
見つけるには、子宮や卵巣を映像で診断する超音波検査が非常に大切ですが、
市民検診や会社の検診では、超音波検査まではしないことが多いようです。」

「確かに経膣超音波は優れた検査ですね。
子宮や卵巣が少しの腫れでも見つけることが出来ます。
がんはもちろんのこと、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍などの診断にも役に立ちますね。
痛くない検査ですし、絶対にしたほうがよい検査です。」
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「先生は、前職のがんセンターで何か気づいたことはありますか?」

「ここ5年間で
若い方(20~30代)の子宮頸がん↑↑(3倍) 年配の方の子宮頸がん↓
子宮体がん↑(1.5倍) 卵巣がん↑↑(2倍) でした。
お分かりになるように、すごい勢いで増えているんですよ。
見つかるキッカケは「不正出血」や「おりもの異常」が多いですね。
どんなガンでも最初は無症状です。
無症状でも、定期的に産婦人科検診を受けておられるかたは早期発見が多いですね。
おりもの異常などで検診に行き、初期がんが見つかった方は不幸中の幸いだと思います。
でも、1つ大きな問題点があって・・・。
卵巣がんは自覚症状が全く出ないことです。 不正出血もおりもの変化もありません!!
「自分で気づけ」というほうが無理なんです。
どんなに注意していても、自分では分かりません。
卵巣がんの方の多くが、見つかった時、すでにがん性腹膜炎といって進んだ状態に
なっています。 卵巣がんと膵臓がんはsilent killer(サイレントキラー:静かなる殺し屋)
といって、がんの中でも特に恐れられています。
初期に見つける唯一の手段は、検診での経膣超音波しかありません!!
婦人科の異常を早期発見するコツは
無症状でも、【経膣超音波検査】を含めた婦人科検診を、定期的(1回/年)に受ける
ことだと思います。
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「本当にそのとおりですね。」

「以下の症状がある場合は、必ず婦人科検診に来て下さいね!」
○ 生理以外の出血がある。
○ おりものに色が付くことがある。
○ 性交時に出血することがある。
○ 下腹部に違和感がある。

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